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2016年7月19日火曜日

認知症・高齢者の記憶を呼び覚ます「回想法」NHKが提供中

NHKが回想法という、記憶を呼び覚ます認知症・高齢者のためのサービスをしています。

回想法とは昔の記憶を呼び覚ますことにより脳機能の活性化に役立てる方法だそうです。
ご家庭で、施設で利用してくださいとのこと。

回想法を具体的にどう行うか?
映像を見て終わりではなく、映像を見て何を話し合うかなどの詳細も説明されています。

◆回想法は何を行えばよい?
http://www.nhk.or.jp/archives/kaisou/katei/

http://www.nhk.or.jp/archives/kaisou/shisetsu/



◆回想法とは?

なつかしい物や映像を見て思い出を語り合う回想法は、脳を活性化し精神状態を安定させ、長く続けることで認知症の進行予防やうつ状態の改善につながる可能性が示唆されています。そして、高齢者・認知症患者の予防や心理療法、リハビリテーションに活用されています。このページでは、施設や家庭で手軽に回想法を行えるように、昔の番組やニュースの映像と、回想法の手順を示す動画を公開しています。
監修 遠藤英俊さん 国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長
監修 遠藤英俊さん
国立長寿医療研究センター
長寿医療研修センター長
昔を思い出すことは、高齢者にとって脳機能の活性化に有用です。昔懐かしい楽しい記憶や、つらかった記憶もふだんは記憶の海の底にひっそり眠っています。 しかしひとたび映像や古い写真、古い物をみて、一瞬にして昔に戻ることができます。昔の話を語る相手がいれば尚のこと、楽しく時間を忘れることもできます。 人は皆それぞれの思い出があり、時々それらを思い出すことで、人生も豊かになり、幸せな気持ちになることができます。回想法は、そういった懐かし映像をみて、人と語りあうことで、充実した時間をもつことができます。 一つの心理療法です。昔を思い出し、人と語りあう時に、前頭前野の脳血流が増加することがわかっています。一人ひとりで行う回想法もありますが、集団で行う回想法もあります。 回想法では懐かしい写真や古い物を用意することもありますが、NHKのアーカイブスを利用して、映像をみることはより手軽で、有用です。ぜひこの懐かし、見逃し映像を利用して、若かりし日に戻って、多くの方に幸せな気持ちになっていただきたいと思います。 そして昔を懐かしむことで、日々の生活に活気を取り戻して、健康長寿につなげていただくことを期待します。